職場実習開始

今日から1ヶ月間、職業訓練の職場実習を行う。

実習先

株式会社ニューキャスト
http://www.xmldo.net/

実習の全体的な流れ(予定)
  • 下準備
    • 研修用メールアカウント取得
    • 研修日誌用ブログの開設
    • メールアドレスとブログURLの通知
  • Linuxインストール(CentOS)
  • Perl
  • Grails / Groovy
    • Grailsを使ってWebアプリを作成
    • Grails / Groovyの理解を深める
  • システムレビュー

実習開始前に研修用メールアドレスを取得し、このブログを開設したので、下準備はほとんど終わっている。
実習開始後、メールアドレスと、このブログのURLの通知も済ませたので、これで下準備は終わり。

研修1日目の作業は、Linuxインストール。

研修1日目

インストールするOSは「CentOS 5.3」。
CentOS(Community ENTerprise Operating System)は、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)の完全互換を目指したフリーのLinuxディストリビューションらしい。
インストール作業は、研修生2人(私ともう1人)がそれぞれ割り当てられた使われていない2台のPCに、DVDからインストールを行うというもので、最初は何も教えられずに手探りの状態から始まった。
自分に割り当てられたPCには既にCentOSがインストールされており、問題なく動いたので、もう1人(相方)がインストール作業をしている間に、自分に割り当てられたほうのPCを使ってネットでインストール方法を調べる事にした。
CentOS 5.3 - インストール完全ガイド : ITpro
これには相方のインストール作業を手助けする目的のほかに、自分のインストール作業のリハーサルとしての狙いもあった。おかげでインストール手順を全て把握した状態で始める事ができた。

また、自分に割り当てられたPCはHDD2台が不完全なデイジーチェーン方式でつながれ、片方(A)は電源ケーブルおよびIDEケーブルの先端につながった状態でベイの外に置かれ、もう片方(B)は電源ケーブルのみつながった状態でベイの定位置に収まっており、IDEケーブルにつながっていない。つまり、実際に動いているのは片方(A)だけ。
PCケースの中は結構な散らかり具合だったので、これで動くのか不安だったが、既にOSはインストールされ問題なく動いていたのと、これを整理するためにはいくつものケーブルやらメモリを抜かなければならなかったため、それは断念した。
ただ、HDDが2台もつながっているのを利用しない手は無いと思い、HDDのマスター・スレーブの設定方法についてネットで調べてみた。
ハードディスク ジャンパ設定方法 - トラブルシューティング - MB-Support パソコン初心者のサポートページ
しかし、メーカー毎に設定方法が異なり、これらのHDDでも設定方法が違っていたため、マスター・スレーブの区別が付かず、2台つないだ状態からはPCの起動すらままならなかった。
とりあえず最初の状態に戻してからインストールを始めたが、設定が終わり、HDをフォーマットしようとしたら、途中でエラーとなり、インストールが中断してしまった。
そこで、HDD(B)からIDEケーブルと電源ケーブルを抜いた状態でインストールを試みたが、今度はインストーラが起動しない。
やむなく最初の状態に戻し、インストールを再試行したが、中途半端にフォーマットされたためにHDの検査に時間が掛かり、また途中でエラーを起こし、中断してしまう。
原因がHDD(B)にあると思い、実習先の社員の方に相談し調べてもらった所、マスター・スレーブの設定は2台ともマスターである事が判明し、今まで繋いでいたHDD(A)のほうに不具合があるのではないかと言われ、そっちのほうを外してHDD(B)のみつなぎ直してみた。
すると、今までのが嘘のようにうまくインストールできた。しかし、起動時にCD-ROMとフロッピーがドライブに差し込まれていないというメッセージと、このまま起動を続行するかという確認メッセージが出てくるようになり、メッセージが出るようになった原因と、メッセージを出なくする方法を調べる必要がある。

私は学生の頃、自分のPCにLinuxをインストールしたことがあるので、同じLinux系OSのインストールにはあまり手間取らないと考えていたが、使われなくなり整備もされてないPC相手にインストールを行うのは初めてだったので、イレギュラーなトラブルに悪戦苦闘し、とても貴重な経験をした。思えば今まで手掛かりの無い暗中模索の課題にぶち当たったことはあまり無かったが、世の中そんな事のほうがよっぽど多く、仕事も同じであり、そんな仕事の「手探り感」を研修1日目にして少しだけ味わえたのは、とてもよかったと思う。